更なる教育崩壊の危機 ~田中真紀子の暴走~

田中真紀子文部科学相が権限を乱用し3大学の新設を不認可とし大きな問題となっている。

開校準備が整った今の段階でこのような暴挙は問題であるが、更に根本的考え方に間違いがある。

「『量より質』の為にこれ以上大学を増やすわけにはいかない」という考え方そのものに大きな問題がある。

今の、教育水準の低下を食い止め、水準の高いものにしていくには、教育者と教育メニュー・プログラムの質的向上が欠かせない。そのためには、政府が介入せず、自由競争による切磋琢磨できる環境が必要である。それが最も効果的で理にかなった自然法則にもあった方法である。

変化の激しい時代にあっては、社会のニーズに合った、カリキュラムや施設を常に開発しつづけていかなければならない。そして、古くなりニーズに合わないものは自然淘汰されていく。このような新陳代謝があっってこそ健全な社会が維持できる。

政府が規制をし、総量を絞って、質が上がるということは、あり得ない。

規制で「保護された業界」と「保護されない業界」の国際競争力の差を観れば明らかである。

これは、教育においてもしかりである。

今回の田中真紀子の大学新設不認可判断は反自由主義であり、また行動においては独裁である。

即刻、田中真紀子は大臣を辞するべきである。

これ以上の混乱と教育の低下を避ける為に。