理想的な業界とは何でしょうか?
「自由競争が許され、企業が切磋琢磨し新規参入も容易に行われ、独自性と生産性やサービスの向上が活発に行われ、お客様や社会により良いものを提供しつづけていく業界」が理想であると考えています。いわゆる「自由で活力ある業界」です。
規制や補助、また統制と管理による画一的な業界では健全な発展がなされません。
その事例が、医療、介護、教育、農業の一部にある、省庁が仕切っている業界です。
私はコンサルティング業をする中で、介護業界における補助と規制と画一的サービスの弊害、を実感してきました。
ポイント制で報酬が画一的に決まっているため、生産性向上の意欲はわきません。
補助金のための規制により、独創的なサービス・商品は成功しにくい状況です。
規定の枠からはみ出たものは補助金を得られないので、自ずと規定内のものしかできなくなるからです。
それらでは多様なニーズに応えられない、画一的な商品やサービスにならざるを得ません。
ここに、業界が活力を失うメカニズムがあります。
そして、政府はそれを補う為に多額の税金を投入しようとし、税と福祉の一体化という名目で増税を目論んでいるのです。
話は簡単です。
逆のことをすれば良いのです。
規制を緩和し、補助金を時限を設けるなどにしてメリハリをつけ、画一的管理を無くし、「自由で活力ある業界」にすれば、
「業界の企業」も「そのお客様」も「国の財政」も3者がWIN/WINになるのです。