格差是正の果てに、増税、そして減収

今あらためて、国家社会主義化に向かっている民主党政権の誕生当時に遡ってみると、そこには、小泉・安部政権に対する格差是正という世論形成があったと思う。

しかし、振り返ってみるとその時の税収は回復基調にあった。規制緩和などによる緩やかな経済成長があったからである。しかし、これに対し、格差是正、派遣村といった、極端な平等主張が国内世論を席巻し、これが引き金となって、政権交代というマスコミ誘導と相まって、民主党政権が誕生した。

その結果、国防、震災などの多くの国難を招き、国全体の経済規模は縮小し、一人あたりの所得も減少した。そして、今執拗なる増税路線である。リーマンショックも景気後退の引き金ではあったがその被害を深刻化長期化させたのは、間違ったな平等思想の下での間違った民主党政権の政策であった。

即ち、全体としては成長しているのにも関わらず、安易に格差是正を求め、大きな政府を企て、自助努力の精神や民間の活力を奪い、全体の経済力を失速させ、個人の所得水準を下げ、挙句の果てに増税を招き、更に個人の生活水準が低下するという、悪循環を招こうとしている。まさしく「天に唾」であると言っても過言ではないと思いう。

極端な平等思想の果てには貧乏な国家社会主義が待っている。

やはり、小さな政府による自由からの繁栄が望ましい。