
北朝鮮経済制裁は穴の開いたバケツに蓋をするようなもの
ミサイル発射実験の抗議で北朝鮮への経済制裁を強化することになっているが、効果は薄いと思われる。
今回のミサイル発射の目的は何か?
米国と交渉のテーブルをつくるためという報道が目立つ。
しかし、他にも狙いがある。
それは、イランなどへの兵器輸出のプロモーションという視点である。
米国のオバマ政権はイランへの経済制裁を解き、原油輸出ができるようになった。
その結果、イランは外貨獲得を得るようになった。
これは、北朝鮮から核兵器を調達できる資金源を獲得したことになる。
北朝鮮の方は、経済制裁されても、武器輸出でイランから資金が入るのである。
イランと北朝鮮は地下で繋がっていると言われている。
東アジアだけでは無く、中東、アフリカ、ヨーロッパも見た安全保障戦略が必要である。
米国は世界の警察から手を引こうとしている。
その一方でロシアの存在感が増してきている。
日本は、世界情勢安定のため、米国とロシアが手を結ぶように、少なくと敵対しないように、米ロ仲裁の役を担う時期に来ていると思う。
そして、日本は米国との同盟と共に、ロシアとの協調も作り上げる。
それは、中国の暴走も止める事にも繋がる。
しいては、世界平和に道を開く一助にもなる。
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マイナンバーが呼び込むアルカポネの世界
マイナンバーが運用されたらどうなるでしょうか?
闇の商売が活発になります。
かつての禁酒法の時代に闇酒で勢力を拡大したギャングがいました。
その代表格がアルカポネです。
マイナンバーも同じ状況を招く恐れがあります。
シミュレーションしてみましょう。
1、個人情報売買の激化
データが高い値段で売り買いされます。すでに個人情報保護法でこのようになっていますが、更に活発になり大きなものになります。
2、闇の副業ブローカーの活躍
一般企業での就業規則で規制される副業が、マイナンバーで勤め先の会社に判ってしまします。それを逃れるため闇のブローカーが活躍します。
3、闇金融の拡大
特に資産家は、重課税を逃れるために色々な資産運用をしていますが、これが丸裸になるのを恐れ、政府から見えない金庫を求めます。闇の金融はこれに目をつけ、資産家とのコネクションが生まれてしまいます。
即ち、過度な規制強化で闇の世界が広がるのです。
暴力団などの反社会的勢力が活躍する市場が生まれ、更にそこと直接的間接的に接触をもつ普通の人が増えるということです。
マイナンバーは過度な監視社会をつくり、隠れた社会の拡大を招くのです。
やりすぎはいけません!
ちなみに住基ネットは失敗に終わっています。
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今求められる介護のイノベーション(資本主義の三方良しの精神を)
介護離職者0と言いつつも、今の政府の検討は以下の悪循環の中で八方ふさがりの感をぬぐえないのは私だけでは無いと思います。
施設を増やす、介護人材も増やす ⇒ その為には介護報酬を上げる ⇒ その為には税金を上げる ⇒ 増税には限界がある ⇒ 効果的な手が打てない。
しかし、根本的なところを忘れています。
介護士一人当りの負担を軽減させる方法を開発し運用することです。
例えば、従来、苦労して2人で1時間かかっていたものを、楽に1人で1時間でできるようにする。
労働環境も改善され、稼働率も上がり、コストも下がり、税金負担も下がる。
ご利用者様も介護士も施設経営者も国家財政も国民もハッピーになる好循環を生み出す。
これは、一般的に国内の殆どの産業で行ってきた、生産性を上げ、コストを下げ、売り上げも上げる。
「顧客の満足」と「会社の業績」と「従業員の生活水準」の三つの向上といった、いわゆる三方良しを生み出してきたものと同じ考えです。
この流れで、日本は経済成長を遂げ、豊かな生活を享受できるようになってきたと思います。
健全な資本主義の精神に基づいた発想が最終的には多くの人々の幸福に繋がるのでは無いでしょうか?
その為には、もっと自由闊達な介護事業ができるように環境整備する必要があると思います。
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